こんにちは!
熊本のグリットの草野です!
先月、出張で鹿児島県枕崎市に行った際、知覧特攻平和会館に立ち寄る機会がありました。
その展示物の中で、特に私の心を強く揺さぶったのは、同じ熊本出身者である四宮 徹少佐の物語でし
た。
特攻隊の英雄:四宮 徹少佐
四宮少佐は、陸軍航空士官学校を卒業後、飛行第244戦隊に配属され、東京防空の任務に従事していま
した。
彼は「はがくれ隊(震天制空隊)」の隊長として、昭和19年12月3日にB-29に対して体当たり攻撃を行
い、奇跡的に生還しました。
その後、第2振武隊(後に第19振武隊に改称)の隊長として、昭和20年4月29日に知覧飛行場から出撃
し、その任務に殉じました。
四宮少佐の遺品と心情
今回の企画展では、四宮少佐の遺品が多数展示されており、その中には日記や家族への手紙、遺書など
が含まれています。
彼の日記には、昭和14年11月の陸軍予科士官学校入校から、対艦特攻の振武隊長となる昭和19年12月
17日までの出来事や訓練内容、反省事項が詳しく記されています。
特に印象的なのは、昭和19年12月3日にB-29に体当たり攻撃を行った際の記述です。
「ザマ―見ヤガレB29ノ馬鹿者」快ナル哉 然レドモ今少シ優秀ナル飛行機デ更ニ多数機ヲ以テセバ敵
ノ野望等一挙ニ撃破スルモノヲト残念ナリ
この言葉から、彼の強い闘志と任務に対する責任感が伝わってきました。
また、家族への想いや使命感が綴られた手紙や遺書には、彼の人間らしさと深い愛情が感じられます。
最後に
この展示を通じて、四宮少佐をはじめとする特攻隊員たちの勇気と犠牲に深く心を動かされました。
私たちが今日享受している平和は、彼らのような英雄たちの犠牲の上に築かれていることを忘れてはな
りません。
熊本出身者として、そして日本人として、彼らの遺志を胸に刻み、未来へと受け継いでいきたいと思い
ます。
ぜひ皆さんも、知覧特攻平和会館を訪れて、四宮少佐の物語に触れてみてください。
彼らの遺志と勇気を感じることで、私たちの未来に対する責任感を再確認できることでしょう。
もうすぐお盆の時期ですので、家族と一緒に知覧特攻平和会館を訪れ、先人たちの勇気と平和の大切さ
に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
この企画展は、2024年7月19日(金)から11月15日(金)まで開催されています。
興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
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