地震に強い家って?後悔しないための“耐震構造”まるわかりガイド
- グリット
- 2 日前
- 読了時間: 5分
こんにちは! グリットの草野です!
突然ですが、日本って地震が多い国だって知ってましたか?
…って、知ってますよね(笑)
年に何回も揺れてますし、大きな地震だっていつ起きるか分かりません。
例えば、2016年に発生した熊本地震。
この地震は、4月14日(震度7)と16日(再び震度7)に立て続けに大きな揺れが起きたという、非常に珍しいパターンの地震でした。
結果として、8,000棟以上の家屋が全壊し、多くの方が避難生活を余儀なくされました。
熊本地震では、1981年以降の新耐震基準を満たした住宅でも損傷したケースが見られましたが、耐震等級3を取得した住宅が倒壊を免れた事例も報告されており、構造の違いによって被害の差が生まれることが改めて明らかになりました。
目次
1. 地震の揺れ、建物にどれだけ影響あるの?

地震の揺れって、単にガタガタするだけじゃないんです。
建物には、上下だけでなく、左右の揺れやねじれの力まで加わります。
たとえば、震度6弱の揺れが来たとき、耐震性の低い木造住宅では瓦が落ちたり、家が傾くことも。

一方、しっかり耐震対策された家なら、「壁にヒビがちょっと入ったかな?」くらいで済む場合が多いんです。
つまり、同じ地震でも、家のつくり次第で被害の大きさがまるで違う!
これ、けっこう知られてないんですよね〜。
2. 耐震・制震・免震の違いって?

「耐震」「制震」「免震」って言葉、聞いたことありますか?
似てるようで、役割は全然違うんです!
構造タイプ | 特徴 |
耐震構造 | 揺れに“耐える”つくり。筋交いや柱を強化して、建物自体を頑丈に! |
制震構造 | 揺れを“吸収”するつくり。ダンパーっていう部品で揺れをやわらげます。 |
免震構造 | 揺れを“伝えない”つくり。建物と地面の間に免震装置を入れて、衝撃を遮断! |
それぞれ特徴が違うから、建てる場所や予算、希望する安心度に合わせて選びましょう!
3. 実際どれが一番安心?3つの構造を比較!

さあ、ここで気になるのが「結局どれが一番いいの?」ってとこですよね?
✓ 耐震構造は一番コスパがいいけど、揺れはそのまま室内に来る。
✓ 制震構造は揺れを和らげてくれるから、家具の転倒が少なくなる。
✓ 免震構造は建物ごと「ふわ〜っ」と動くから、ダメージが最小限!
結論として、最強なのは免震構造!
でも、お値段もそれなりに高め...
最近では、これらを組み合わせたハイブリッドな家も増えてますよ〜!
4. 耐震等級ってなに?強さのモノサシをチェック!

「この家、地震に強いですよ〜」って営業トークだけじゃ信用できない!
そんなときに見るべきなのが耐震等級です!
家の地震への強さを「見える化」してくれるのが、耐震等級!
耐震等級は【1・2・3】の3段階に分かれていて、数字が大きいほど“地震に強い家”になります!
以下の表で、それぞれの等級の意味をしっかり理解しておきましょう👇
等級 | 地震への強さ | 想定される被害・特徴 | 採用例 |
等級1 | 建築基準法レベル(震度6〜7で倒壊しない) | 命は守れるが、建物に損傷の可能性あり(補修が必要なことも) | 一般住宅(最低基準) |
等級2 | 等級1の 1.25倍 の強さ | 建物の損傷リスクが減り、震災後も住み続けやすい | 学校・病院など避難場所になる施設 |
等級3 | 等級1の 1.5倍 の強さ | 建物がしっかりしていて、震災後も生活にほぼ影響なし | 消防署・警察署など防災拠点 |
5. 地震に強い家・弱い家、違いはココ!

じゃあ、「地震に強い家」ってどんな家?
✅ 形が四角くてシンプル(L字型とか凸凹してると弱い)
✅ 柱や壁のバランスが良い(壁が少ないとバランス崩れる)
✅ 基礎や接合部がしっかりしてる
逆に、ビルトインガレージや大きな吹き抜けのある家は注意が必要。
リフォーム・増改築を繰り返した家も、構造が不安定になってるかも?
6. 家を買う前に見ておきたいチェックポイント

これから家を買おうとしてるあなた!
見てほしいポイントはこれ!

これらを押さえておくだけで、地震への不安はグッと減りますよ!
7. まとめ:家族と資産を守るために、今できること

地震大国・日本に暮らしている私たちにとって、「家=命を守るシェルター」という意識は、もはや当たり前になりつつあります。
でも、実際にどれくらいの地震に耐えられるのか?
地震が来た後でも、住み続けられるのか?
こういったことを、“数値”や“構造”で見える化してくれるのが、今回ご紹介した「耐震構造」や「耐震等級」なんです。
☑ 耐震・制震・免震の違いを知る
☑ 耐震等級をチェックする
☑ 家の形・構造のバランスに注目する
これらを理解することで、「万が一」のときにも家族と資産を守れる家選びができるようになります。
特にこれから住宅を購入しようと思っている方は、「見た目」や「価格」だけで判断するのではなく、“安心して住み続けられるかどうか”という目線も大事にしてみてください。
コメント