家の寿命は外装で決まる!知って得する素材選びのコツ
- グリット

- 7月26日
- 読了時間: 5分
こんにちは!
グリットの草野です!
最近、近所を散歩していると
「あれ?この家、前はこんな色じゃなかったよな〜」
なんて思うこと、ありませんか?
季節の変わり目になると、外壁塗装やリフォームしてるお宅がチラホラ。
つい立ち止まって見ちゃいますよね。
「やっぱ白って映えるな〜」
「このツヤ感いいな〜」
なんて、他人の家なのにちょっと参考にしてみたり(笑)。 家を建てるとき、「外観はおしゃれにしたい!」と思うのは当然。
でも、ちょっと待った!
外装材って、見た目だけじゃなくて“家の寿命”にめちゃくちゃ関係してくるんです。
屋根や外壁は、毎日雨風や日差しにさらされる“最前線”。
見た目が良くても、耐久性が低ければすぐにボロボロになっちゃいます。
建てた直後はピカピカでも、5年10年経ったら塗装がはがれて、雨漏り……なんてことも。
そこで今回は、建物の寿命を延ばすために「どんな外装材を選べばいいのか?」を、ズバッと解説します!

目次
1. 外装材が長持ちするカギは“湿気”と“水”対策!

日本は高温多湿で雨が多い国。
つまり、家の外装にとっては“劣化しやすい環境”なんです。
特に注意すべきは「湿気」と「水」!
これらが建材にしみこむと、カビ、腐食、塗膜のはがれなど、いろんなトラブルを引き起こします。
だからこそ、外装材を選ぶときには「どれだけ湿気や水に強いか?」をチェックすることが超重要!
また、通気性もポイント。
壁の中に湿気がこもると、塗装が浮いたり、カビが生えたりしてしまいます。
だからこそ、「通気層」をきちんと設ける設計が、外装材を長持ちさせるためのカギなんです。
最近では、こうした湿気対策として「外壁通気層工法」という施工方法がよく使われています。
これは、外壁材の裏側に空気が流れる層を設けて、内部にこもった湿気を外に逃がす工法。
見えない部分ですが、実は家の寿命を左右するほど重要なんですよ!

2. 人気No.1「窯業系サイディング」の落とし穴とは?

今の住宅の外壁材で一番使われているのが、「窯業系サイディング(ようぎょうけいサイディング)」です。
ざっくり言えば、セメントを主成分としたパネル状の壁材で、デザインも豊富、コスパもよし!
でも、これには注意点があるんです。
窯業系サイディングは表面の塗膜で防水しているので、塗膜が剥がれると一気に劣化が進みます。
再塗装はできるけど、タイミングを逃すと、修繕費がかさむことも。
さらに要注意なのが、パネルの継ぎ目「目地(めじ)」。
ここにはシーリング材(コーキングとも言う)が使われていて、紫外線や雨風で劣化しやすい!
7~10年ごとにチェック&補修が必要です。

3. 塗装選びで家の未来が決まる!?4タイプ徹底比較

「塗装」も外装の命綱! 使う塗料によって、耐久性もコストも変わります。
塗料の種類 | 耐用年数 | 特徴 |
アクリル塗装 | 約5〜7年 | 一番安いが劣化が早い |
ウレタン塗装 | 約7〜10年 | コスパ◎でよく使われる |
シリコン塗装 | 約10〜15年 | 耐久性が高く人気 |
フッ素塗装 | 約15年以上 | 高いけど最強レベル |
塗料は安ければ良いってもんじゃない!
たとえば、日当たりが強い南向きの壁や、湿気がこもりやすい場所には耐久性の高い塗料を選ぶのが正解。
最近は「光触媒塗料」や「高日射反射塗料」なんてハイテクな塗料もあります。
前者はセルフクリーニング効果、後者は屋根や外壁の温度上昇を防いでくれるスグレモノ。
自治体によっては補助金が出ることもあるから、要チェックです!
4. 屋根材は勾配が命!素材別に見た目と性能をチェック

外壁と同じくらい重要なのが「屋根材」。
ここも、見た目と性能のバランスを見極める必要アリ!
さらに、屋根には「勾配(こうばい)」=傾きがあり、これが排水や風の影響に大きく関係してきます。
屋根材の種類と勾配の目安:
屋根材の種類 | 最低勾配の目安 | 特徴 |
金属屋根(縦葺き) | 1/10以上 | 軽くてコスパ良し。シンプルな構造で水はけ◎ |
金属屋根(横葺き) | 3/10以上 | 継ぎ目が多くデザイン性あり。メンテナンス注意 |
スレート屋根 | 3/10以上 | セメント製で軽量。塗膜による防水性がカギ |
アスファルトシングル | 3.5/10以上 | 表面がザラザラしていて排水性やや劣る |
陶器瓦 | 4/10以上 | 高耐久&見た目良し。重量があるため耐震性に注意 |
急な勾配は水はけが良くて屋根が長持ち。
でもその分、風を受けやすくなるし、建築コストも上がります。
逆に、緩い勾配は風には強いけど、雨漏りのリスクが高くなるので要注意!
5. プロが教える!後悔しない外装材選びのポイント

ズバリ言います。
外装材選びで大事なのは「コスパ」でも「見た目」でもなく、「トータルの耐久性」と「将来のメンテナンス性」!
以下の3点を意識して選びましょう:

つまり、最初にちょっとお金がかかっても、長い目で見ればトータルコストは下がるんです!
6. 家の寿命は“外装”で決まる!あなたの選択が未来を守る

住宅は人生の中でも高い買い物。
長く快適に住むには、外装の素材選びが超重要です。
「どうせ10年後には直すんでしょ?」
なんて考えてると、結局お金がかさむし、雨漏りやカビで家の価値も下がります。
外装材は“見た目”より“本質”。
湿気と水を制するものが、住宅寿命を制す!
そして、あなたが今日選んだ外装材が、未来の暮らしを守るんです。
迷ったら、信頼できるプロに相談するのもアリですよ!
長く愛される家づくり、一緒に頑張りましょう!



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